平成 18年 1月にモデルチェンジ発表されたMRワゴン。 丸みを帯びた流線型ボディは前モデルから継承されているが、消費者ユーザーのターゲットは完全に
「女性」へ向けられている。
(※ 開発のコンセプトも、「ママと子供」だそうです ^^)
平成 21年 9月現在、ミッションは 4ATのみで、マニュアルMTとCVTの設定はなし。 エンジンは、スズキの定番 「K6A」。 もちろんタイミングチェーンが採用されているので、タイミングベルト交換の心配はない。 グレード構成は「G」・「X」・「T(ターボ)」の3種類が基本で、エアロやグリル、アルミなど・・・、外装にこだわったローダウン&上級モデル
「Wit」シリーズもラインナップされている。(※ 内装色も、標準グレードとは異なります) 4WDは全グレードに設定されている。
「G」系のグレードが廉価モデルで、ABSやオートエアコンなどはオプション設定になっています。
(※ Wit は除く)
「X」系のグレードが事実上の上級グレードとなり、チルトステアリングやMDデッキ、ABSやブレーキアシスト、オートエアコン・・・といった装備が一気に充実する。 ちなみに・・・、標準でアルミホイールが装着されるのは、「T」、又は
「Wit シリーズ」のみ。 HIDが標準装備されるのは、特別仕様車の 「Wit リミテッド」のみ。
(※ 平成 21年 9月現在)
取材車の車高は 161cm。 前モデルのMRワゴンより約 2cmほど車高が高くなっています。
(※ 他のモデルは 162cm (Witシリーズ、ローダウンモデルは 161cm))
立体駐車場は先ず不可と考えておきましょう。
カタログ燃費は約 18.8km/l (10・15モードのカタログ燃費)。 カタログ上では、全てのグレードにおいて、前モデルよりも約 2km/lほど燃費が改善されている様子。
今回の取材車両は、平成18年式の前期型、標準グレードの 「T」(2WD)。 オートマはセンターパネルシフトの4AT(センター4AT。インパネセンターシフトとも)。 ターボモデルのMRワゴンです ^^ (※ なお、当記事は取材当時の情報と取材対象車が主となりますので、地域・年代・年式や仕様・モデルの違いなどから、上記車種概要(当時のモデル情報等)や時代背景・周辺環境の基準・流行感覚だけでなく(燃費とか室内環境の感覚など)、当該同一車種でも 当記事情報と(が)異なろう部分もあろうかと思われますので、これら何卒予め m(_ _)m)
先ず運転席に座ってみると・・・、足元が意外に広い。 「X」、「T」系のラインナップにはチルトステアリングが標準装備されているので、男性でも全く違和感なく乗れるでしょう。
(※ 私は、身長 172cm・体重78kg の男性です ^^)
ダッシュボードは前モデルと同様に、かなり前方へ張り出しており、かなり奥深いデザインとなっています。
続いて、リアカーゴの周辺環境チェック!
リアハッチ(バックドア)を開けてみると・・・ 心なしか、開口部がやや狭い。 実際に計測してみると、縦は約 82cmで、横は約 90cm。 前モデルより狭くなっている・・・
(※ 前モデルのバックドアの開口部は、縦が約 84cm、横が約 110cm(最大))
カーゴスペースの奥行きは、リアシートを起こした状態で約 45cm、リアシートを前倒しにした状態では約 120cmくらいのスペースがあります(横幅は約
100cm)。 そして! スズキ系のトールワゴンお得意の、助手席を前倒し収納しての 190cm級ロングスペースは当モデルでも健在。
(※ 3ステップの操作で、簡単にロングスペースが出来上がります)
ちなみに・・・ 後部座席の前倒し手順では、ヘッドレストを折りたたんだり取り外しの必要がないレイアウトとなっているので、3ステップの簡単操作でロングスペースの出来上がり〜 \(^v^ もちろん! フルフラットにも対応〜 ^^ トールワゴンでは常識となりつつある「フルフラット」。 MRワゴンも問題なくフラットになりますよ〜 ^^
フルフラットの感じは、前モデルよりも若干居心地が良い感じかな〜 ^^
あ! 前モデルは天井の高さがやや低かったので、参考までに・・・と思い、新モデルのカーゴスペースの高さも測ってみました ^^)/
後部座席の背もたれを前方へ倒し、フラット状態の荷室と天井のスペースを測ったところ、高さは約 92cmほど。 前モデルより 2cmほど高くはなっていますが、それでも、ワゴンRよりかは低い数値ですね〜 ^^
収納ポケットの多さは、最近の軽自動車によく見られる傾向。 他メーカーは細かいポケットが多すぎるが、スズキはお得意の大きな収納もあるので、ぶ厚い取扱説明書等の置き場に困る事はないでしょう・・・ ^^
(※ 軽自動車って、意外と車検証や取扱説明書の置き場に困るんですよね〜)
で、肝心な試乗チェックですが・・・、
取り合えず、試乗前にタイヤのチェック。 サイズは 165/55/14 ターボモデルだけあって、走り重視系の車種と同じような偏平率設定。 見た目はかっこ良いが、ゴツゴツしないのかな〜
実際に乗ってみた所・・・
なんだかハンドルが重い。 気のせいかとも思ったが、明らかに少し重い。 乗り出せば全く気にはならない程度だが、停止している状態でのハンドル操作は重量感がある。 停止した状態でのハンドル操作は、車にとっては良くない事ばかりなので、ある意味ちょうど良い具合なのかもしれないが・・・ そして、運転席の足元はけっこう広く感じる。 余裕がある。 チルトステアリングの影響かもしれない。
走り出すと・・・
やはり、低い偏平率のタイヤのおかげか、路面からはコツコツといった凹凸情報をかなり細かく拾う。 ブレーキは、特に効きすぎず甘すぎず・・・といった感じ。 加速感はいたってマイルド。 ターボなのでそれなりには走るが、パンチの効いた加速とはほど遠く、踏み込みレスポンスも悪いため、ちょっともたつきを感じる場面もあった。 総評としては、走りに支障や不便さを感じる事は全くないが、全体的に
「重さ」を感じる運転フィーリングでした ^^
それと! 乗ってみて分かった事なんですが、、、
車の中から見ると、Cピラーが意外とデカイ。
(※ 車の一番後部に位置するピラー部分(後ガラスと後部座席のガラスの中央↓))
そして窓ガラスもけっこう小さい。
・・・という事は、直視しての後方視界がちょっと悪い・・・。 バックの時、両サイドのミラーを見ながらバックされる方には不便さは感じられないと思われるが、後部ガラス越しに外を直視しながらバックされる方には、この後方視界の悪さがとても気になるでしょう。
以上、参考になる箇所あればと。
あ、ちょっと今回は部分酷評でしたが、一応走りに関しては、普通乗りでは走りにストレスを感じる事もなく、ごく自然で普通な感じの乗り味ですよ〜 ^^ ただ、スポーティな乗り味を期待されている方には、ちょっと 「なし」かな・・・ といった程度という事で。 またこれら補足程度までに。 (最終更新日 2009年9月)
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