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【ホンダライフ Cタイプ】 試乗・評価レビュー

 全体的にライフを見た感じでは、機能性よりも「デザイン重視」といった感じ。 デザインは女性にかなり人気のようだが、使い勝手では男性向け・・・といった感じもします。 なお最近のホンダ車によく見られるセンター・シフトは、フロアオートマに慣れた人でも乗り換えやすいデザインだと思いますよ〜 ^^ (最終更新日 2007年8月)

【 車種概要・仕様 】

 平成15年9月に発表された3代目ライフのマイナーチェンジ後のモデルです(平成18年10月にマイナーチェンジ)。 平成15年の新型モデル発表時には「出目金?」のようなスタイルが評判イマイチで、中古車市場では2代目の旧モデルに人気が集中した現象も。 その後、不評だったフロントマスクを大幅に変更した後期モデルが平成18年10月に発表されました。 リアのテールランプも変更されていますが、非常に人気のあった旧モデル・ルックを意識したようなライト廻りが一番大きな変更点です。

 グレード構成は「C」、「F」、「Fターボ」が標準タイプ。 スポーツタイプで「ディーバ」をラインナップ。 ちなみに、「トピック」はABSなどの一部装備品を減らしたコストパフォーマンス・限定モデルで、「ハッピーエディション」は「F」にオートエアコンなどが追加装備されたお買得限定車です。 「C」タイプには液晶表示モニターが無く、前席はセパレートシートのみの設定になります(ベンチシートは「F」以上のモデル)。

JB5ホンダライフ ダッシュボード周り  JB5ホンダライフ ツインプラグエンジン

 3代目モデルからは、フィットのエンジンにも見られる「ツインプラグ」を採用した新開発「i−DSI」660ccエンジンを搭載。 さらにオートマも3ATから4AT(全グレード)に変更され、燃費の向上と高速走行の安定性がかなり改善されているようです(マイナーチェンジではエンジンやオートマの変更はなし)。 カタログ燃費は「C」「F」が約20km/リットル、ターボモデルが約18km/リットルとなっています(2WD・10/15モードカタログ燃費)。

 車高は157cm(4WDは159cm)。 旧モデル(2代目)よりも低くなっていますが、立体駐車場にはちょっと厳しい高さです(規格上では入らない)。 ただ後々はローダウンを考えているなら立体駐車場にも対応できそう ^^

 今回の取材車種は平成19年5月登録の「C」タイプの2WDです。 センター4AT(インパネセンターシフト)。 ちなみに当方では基本中古車を中心に取材していますが、たまには未使用車も・・・という事で、今回たまたま車内にビニールがかかった車を取材しちゃいました〜 ^^)/
※ なお、当記事は取材当時の情報と取材対象車が主となりますので、地域・年代・年式や仕様・モデルの違いなどから、上記車種概要(当時のモデル情報等)や時代背景・周辺環境の基準・流行感覚だけでなく(燃費とか室内環境の感覚など)、当該同一車種でも 当記事情報と(が)異なろう部分もあろうかと思われますので、これら何卒予め m(_ _)m

【 室内・外観など 】

 ざっと外観をチェックしながら一番気になった所はバックドアーの開口部の狭さです。 縦は約84cmですが、横幅がクラス最小とも思える約95cm(ワゴンRが100cm×115cmくらい)。 大きな荷物を積み下ろししない限りは気にする事はないですが・・・。 バックドアーは跳ね上げタイプ。 ドアを開けた時には、地面からドアの取っ手まで約190cmくらいの高さになります(やや高めかも)。

 次に運転席に座ってみた所、思ったよりもハンドル位置が高い! シートに座ってドライビングポーズ?をとってみると、ハンドルの上部が私のアゴと同じくらいの高さになる(私の身長は172cm)。 私が「ハンドル位置がちょっと高いな〜」と思うくらいですから、背丈の小さい女性の方は運転が難しいかも・・・。 女性の方は、必ずシートに座って出来れば試乗もオススメしておきたい車種かと。 一応運転席廻りをメジャーで計測してみた所、他のトールワゴンに比べて地面からシート座面までの高さがやや低いようです。 おそらく、シートポジションがやや低い為にハンドル位置が高く感じるのかもしれません。 そのかわり男性でもヒザ廻りのクリアランスは問題なさそうです・・・ ^^

JB5ホンダライフ リアドア開口部  JB5ホンダライフ ドア全開

 お次はシートアレンジ。 取り合えずフルフラットにしてみた所、けっこうなデコボコ具合で、シートが倒せる! という程度のフラット具合。

JB5ホンダライフ フルフラット後方から  JB5ホンダライフ フルフラット助手席側

 今度はリアに回ってカーゴスペースと後部座席のチェック。 他メーカーでよく見かけるリアシートの前後スライドは無い。 リアシートは2段階で倒れるような設計で、1段階目でヘッドレストを外し、2段階目では前席シートを前方へスライドさせる必要があり、シートを倒したり起こしたりするのがけっこう面倒かも・・・。 さらにシートを2段階目まで倒して使用する場合、前席を10cmほど前へスライドさせた状態になります(シートを一番後ろまで下げた状態から10cmほど前へスライド)。 シートを一番後ろまで下げて乗られる方にはちょっと窮屈な状態かもしれません・・・。

JB5ホンダライフ リア荷室。リアシート倒してみる  JB5ホンダライフ リアシート収納

 リアカーゴは、シートを倒さない状態だと奥行きが48cmくらい。 けっこう狭いです(900系ムーヴは最大70cmくらい)。 しか〜し! シートを倒すのに手間がかかりますが、シートを完全にフラットにした場合には奥行き約135cmのかなり広いカーゴスペースが確保出来ます! トールワゴンの中ではトップクラスのカーゴスペースですね〜。 使用用途が合えばかなり有効に使えるスペースだと思いますよ〜 ^^ ちなみに、カーゴスペースの横幅は約90cmくらいです。

【 その他、車両特性など 】

 車の試乗感想。 路面のゴツゴツ感を拾いやすいように思えたが、決して乗り心地が悪いわけではありません。 ブレーキの効き具合も「カクーン」となるようなピーキーな部分は無く、乗り難さはほとんど感じられませんでした。 エンジン特性は、良く言えばマイルドな加速感で、悪く言えば低速がやや重い感じですかねー。 強いて言えばキックダウンがマイルド気味な所がやや不満。 アクセルをグンッと踏んでも反応が鈍く、やや引っぱり気味な加速感がイマイチ・・・。 燃費を重視したエンジンのようなので、レスポンスにはあまり期待できないのかも ^^

 その他を色々と調べてみた所、高速の走行性はかなり向上しているようです。 高速走行でのエンジン相性が良いようで燃費もけっこうのびる様子。 旧モデルよりもホイールベースが長くなっているので、高速安定性も向上していると思いますよ〜(調べた資料による感想です。 私が高速走行をしたわけではありません・・・)。

 ちなみに、ホイールベースの見直しで室内も広くなったそうですが、実際に乗ってみるとダッシュボードの張り出しもあるので、特に「広いな〜!」と思う感覚はありませんでしたが・・・。

 以上、何かしらのご参考などになればと。

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