「RRターボ」と聞いて スポーティーでスパルタンなイメージがある方も多いかと思われますが、先ず見た目の内装・外観の派手さは意外と控え目であるという点。 また色々な機能は充実していて、使いやすさ・乗り心地を重視した 意外なまでの「機能性重視派」のクルマといった点。 軽自動車ターボに「走り」を求める方にはイマイチかと思いますが、軽自動車にしっかりとした利便性、機能性などの充実さをを求める方にも〜 意外と有力候補的にオススメしておきたい一台。 それがこのRR系一派かと。 (最終更新日 2007年3月)
スズキ・ワゴンR RRターボのOEM・マツダバージョン「AZワゴン RR」。 撮影・取材の該当車両は平成12年式の5速MT、4WDのエアロリミテッドです。 この当時のスズキ
→ マツダのOEMバージョンは、メーカーエンブレムだけの違いで外観や内装での違いはありません。 ちなみに、このAZワゴンもワゴンRと見た目は全く同一。 エンブレムが無ければ見分けがつきません。
エンジンは64psの3気筒DOHCターボ(ツインカムターボ)。 もちろんワゴンRと同様にタイミングチェーン・モデルのK6Aエンジン搭載。 デュアルエアバック、ABSとブレーキアシストは標準装備。 車高は1645mmなので入れる立体駐車場も限られてしまいます(2WDは1640mm)。 カタログ燃費は18〜19km/リットル前後(4WD・5速MT)。 2WDの4ATであれば17〜18km/リットル前後(10/15モードカタログ燃費)となっています。
※ ここで言うOEMとは・・・ スズキの製造する車(ワゴンR)がマツダへ供給され、マツダは供給された車をマツダブランド(AZワゴン)として販売。 ちなみに、スズキはマツダ以外に日産へも軽自動車のOEM供給をしています。
今回の取材車種は 12年式のRR-Fエアロリミテッド(ターボ)・4WD・5速MT(マニュアルミッション車)です。 (※ なお、当記事は取材当時の情報と取材対象車が主となりますので、地域・年代・年式や仕様・モデルの違いなどから、上記車種概要(当時のモデル情報等)や時代背景・周辺環境の基準・流行感覚だけでなく(燃費とか室内環境の感覚など)、当該同一車種でも 当記事情報と(が)異なろう部分もあろうかと思われますので、これら何卒予め m(_ _)m)
色々とシートアレンジを試してみて思った事は・・・、「室内空間の使い方が上手い!」という所でしょうか。 リアシートを前へ倒した時のカーゴスペースは広く、フラット感もバッチリ(奥行き約120cm)。 さらに助手席も前へ倒せるので、前から後まで約200cmくらいのロングスペースを確保する事が出来る。 シート以外の部分でも、ダッシュボードや足元、ドアサイドやシート下など・・・、けっこう使える収納スペースが豊富。 運転席に座った感じも思ったよりも広く、室内の広さを十分に引き出したデザインと言えるでしょう。
そしてカーゴスペースは広いだけではありません。 バックドアを開けた時の開口部がかなり広く、けっこう大きめの積載物まで対応できそう・・・。 ちなみに、開口部の横は最大部分で約115cm、縦は約100cm。
しかし、さすがに全てにおいて優秀・・・というわけにはいかないようです。 シートアレンジでフルフラットシートにはなりますが、ホールド感を重視した凸凹としたシート形状では寝心地はイマイチ・・・。 リアシートには座席のスライド機能は無く、リアシートを起こしたままの状態ではカーゴスペースが少々狭いのが難点(奥行き約58cmくらい)。
運転してみて一番気になった点は・・・ 思っていたよりも乗り心地が良かった。 見た感じでは標準装備のタイヤが14インチの55偏平スポーツサイズだったので、路面のゴツゴツが気になるかな・・・ と思っていたのだが。 少なくとも13インチ・65偏平タイヤを履いていたムーヴ・カスタムターボよりは乗り心地が良かったのが正直な意見。
リアシートを前方へ倒す時、ヘッドレストを途中まで引っ張り出すと上の画像左のようにヘッドレストが90°前方へ曲がり、そのまま足元部分へ収納される仕組み。 シートを倒す時にいちいちヘッドレストを外さなくていいのが良い。 また、前席シートベルトのピラー部分が可動となっているので、肩にかかるシートベルトの高さを調整できる(シートベルトプリテンショナー)機能もある。 その他、リアカーゴにシガーソケットがあったり と・・・便利で細かい機能はスズキ系ならではの特徴?
以上、各ご参考などまでに。
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