軽自動車の維持に関するノウハウ

　オイルを人体に例えるならば〜　おそらくほとんどの業界の方が　”血液”　と答えるでしょう。　それほどに重要なモノ。　ただ人体を流れる血液とは決定的に違う部分も多く、その代表格と言えるのが　”交換が必要”　という点かな。

　エンジンオイルは単なる金属同士の擦れをスムーズにするための潤滑油としての役目だけでなく、各機関の汚れの除去や保守にも一役かっています。　という事は？　長く使っているとかなり汚れてきてしまいます。　また同時に劣化もして行き、、、　次第に潤滑油としての効果や清浄効果・保守効果も日増しに悪くなってきます。　なので一定の期間内で繰り返し交換を行って行かなければなりません。

　ちなみにもしその古くなったエンジンオイルをずっと使い続けていると、、、　潤滑油としての役目が薄くなり　金属摩耗が激しくなるばかりでなく、当然汚れも倍増して行き清掃も追っついていかず〜　そのうちオイルの粘り気が原因となり逆に汚れを沈着させてしまうほどの存在になってしまいます。　そしてさらに進むと、今度は熱が影響し各機関がこれら汚れで固着し始め、、、　行くとこまで行くと汚れが詰まり始めオイルすら行き届かなくなり、最終的にはエンジンが壊れてしまうか、運良くてもエンジン回りの補機類が壊れて動かなくなってしまうでしょう。　もちろんこうなってしまうとエンジン自体を載せ替える他直す方法はなくなり（もし補機類だけを直したとしても、エンジン内に残る汚れで　比較的早期にまた壊れてしまうでしょう）、修理するとしても非常に高額ゆえほとんどの場合　”クルマの買い替え”　となってしまうでしょう（また他の補機類への影響も考えられますし、、、）。

　なんだかこれも人体に例えると　”脳血栓”　みたいですね。　ただ人体だと取替はそうも行きませんが。。。　まさに　”血液”。

　というわけでエンジンオイル交換の重要性、再認識していただければ。。。

　その昔は　”半年、もしくは3,000�q毎”　と言われていた時代も御座いましたが、昨今ではオイルのクオリティが非常に上がったことからも、おおよそ1年、もしくは5,000�q毎というのが一般的となってきているようです。　但し、それらはあくまで一般論・平均論にしか過ぎず、実際には、、、　ここ近年では車種やエンジンの種類などによってより綿密なメンテナンスを要するモノも多く見られますし、もちろんターボの有無や使われるオイルの種類などによってもこれらは上下左右致しますので、今は出来れば車両に付属する　”車両取扱説明書”　の指示に従った交換が一番の理想と言えるでしょう。　またその方が、無駄のない経済的な自動車維持へも繋がりますので、より昨今の時代に沿ったメンテナンスになるとも言えるでしょう。

　エンジンオイル以外にも　”オートマオイル”　とか色々なオイルも存在しておりますが、まあそれらオイルについてはそれほど気になさらなくても良いでしょう。　定期的にきちんとした車検に出していれば、おそらく整備工場から　”お伺い”　が入って来るはずなので、その折その折りに考えて行っても問題はないでしょう。

　以上、各ご参考などまでに。