ワゴンR、スペーシアなどハイブリッドカーの事故車下取りには要注意!
ワゴンRやスペーシアカスタムなど軽のハイブリッド市場をけん引するスズキ・ラインナップ。(2018年3月現在)
ところでまだほんの僅かかもしれませんが、こういったハイブリッドモデルで、かつ過去に事故を起こした経緯があるなどで 事故歴・修復歴の付く事故車も存在するでしょう。
ちなみにこのような事故歴のあるハイブリッドカー・・ 実はもし下取りに出されるなら~ かなり本気で注意しておきたいことがあるんです!!! それは・・・
日本自動車査定協会・中古自動車査定士(資格保有)の私からの警告!!!
査定評価がかなり難しく、査定ミスや相場過小評価の可能性が
簡単に言えば、本来ならば得られるであろう査定額よりも、随分と低い評価・相場で査定される恐れが! という事。
しかしまた何でこんな可能性が?
ハイブリッドならではの技量不足や過大なリスク考慮ゆえ
はっきり言って、査定士や営業スタッフにとってハイブリッドカーの事故車査定は 非常に怖い んです!!
ハイブリッドは近年急激に伸びてきた先進技術。 しかしそれゆえまだまだ未開の部分も多く・・ 特に事故車となればさらにその視野は狭くなること必至。
しかも査定士は整備士ではありませんから、見る目にもかなり不安が多く・・・
事故現場ではクルマに触るな! 専門知識のあるレッカーが必要。 バッテリー上がり救助でも専門知識が必要・・ とまあこんな感じで、ハイブリッドカーの修理取扱い等にはこれまでのガソリン車等には無かった高い技術力が要求されるのは~ 皆様もご存知かと思われますが、しかしこれら高い技術はきちんと講習や資格などの制度が整っている ”整備士資格を持つスタッフ” に限っての話。 査定士にはこんな高い技術力は御座いません。
※ 査定士講習などでも、特にハイブリッドに特化した話もありませんし、資格取得に際しての試験などでも一切触れることはありません。(2018年現在)
つまり簡単に言えば、いきなり事故車を目の前に査定を迫られても、その事故歴・修復歴のあるクルマをどう評価すればいいのか正確に判断出来ない!(修復歴の有無は判断出来ても、その評価の適正化がなかなか出来ない) 曖昧にしか評価出来ない!! 分からないものに高値は付けられない!!! むしろ安全を取って大きくマージンを取り、査定評価カットで様子見・・ という傾向が好まれることも。
マジ?
マジです。
とにかくお心当たり御座います方は、本気でご注意くださいね。
対策は? 防御術は?
もうこれはお店や査定スタッフの技量次第といえますので、こちらから何かしら働きかけるような策は皆無と言えるでしょう。
ならば出来る事はひとつのみ!
そのお店での下取りだけに限らず、買取り店など含め 手広く多く査定してもらうこと! これに限るでしょう。
またこれだとこちらに特別何か高い技術も必要ありませんので、ほぼ誰でも実践可能な策とも言えるでしょう。
査定スタッフも色々。 元整備士だったという人もいらっしゃいますし、(整備士上がりの営業マンって意外と多いですよ) 独自でハイブリッドカーについて勉強し熟知されている人、少々のリスクでは微動だにせず、攻めっ気ガンガンな人もいらっしゃいますし、、 とにかく数を当たれば色々な環境も変わりますから、
下取り一本仕様より、自ずと過小評価リスクはおおむね低減出来るかと。
是非。