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タイヤの溝がない。下取り前にタイヤ交換すると損? それとも交換しても元は取れる?

2018/08/26
 

タイヤの溝(山)がないので交換を検討しているが、もうじき車を買い替える予定なのでどうしよう。

替えても(タイヤ)元は取れるものなの? 替えたらやっぱり損??

私管理人が保有する中古自動車査定士の資格証

日本自動車査定協会・中古自動車査定士(資格保有)の私がズバリ!解説!!

なお、同じ溝(山)が無いというニュアンスでも、少なくなってきたのでそろそろ交換時期だ、、 というものと、そもそも車検が危うい状態という2通りが考えられますが、ちなみにそういった云々、車検に通らない状態での公道走行は法律で禁じられておりますので、(整備不良車両扱い) 法に触れる状況下では損得ではなく必ず交換され運行されますよう何卒願います。

以下見解は全て軽自動車に照準を合わしてのものです。 その他車種には当てはまらないことも御座いますので、予めご了承願います。

溝の少ない査定評価は?

まず溝が少ない状態。

基本的には、法定1.6ミリ以上あるものだと減点も加点もなしです。 つまりプラスマイナス・ゼロ。

溝1.6ミリ未満の車は車検に通りません。 道路運送車両法・保安基準第9条関連に抵触し、公道を走行することが禁止されております。

ちなみに1.6ミリ以下のタイヤが装着されている場合には–

14インチクラスで一本当たり1万円相当、13インチクラスで一本当たり9,000円相当の減額査定となっております。(商用モデルは除く)

新しいタイヤは査定アップする?

対しタイヤを新調し、溝・山が十分にある状態での評価。 この場合–

14インチクラスで一本当たり3,000円相当、13インチクラスで一本当たり2,000円相当の各プラス査定となっております。(商用モデルは除く)

ちなみにこの際、基準は新品か否かではなく、5ミリ以上の溝があるものは一律こういったプラス評価とされるようになっており、溝が十分であれば中古タイヤでも同等の評価を受けられるでしょう。

これらを踏まえての損得勘定

査定評価基準上だけで、かつ損得勘定だけで話をまとめさせて頂くと–

もし既に残り溝1.6ミリ未満となっているタイヤを新品に交換した場合では、、 14インチで実質一本当たり13,000円、13インチだと実質一本当たり11,000円 各査定が相当分アップする計算になりますので、このパターンではおおむねタイヤ交換しても元は十分取れる可能性は高いかと思われます。(輸入タイヤなどで安く済ませると、逆にお釣りが出て利益が得られる可能性も?)

対しまだ1.6ミリ確保はされているタイヤの場合では、、 交換によって14インチ一本3,000円、13インチ一本2,000円の各相当加点のみとなりますので、このパターンではよほどの激安タイヤ&激安工賃でなければ元を取る事は非常に難しいと思われます。

とまあこんな感じで、お役に立てる情報でありましたなら幸いに御座います。

なお、これら基準などは あくまで 「日本自動車査定協会による中古自動車査定基準」 によるものです。 お店によっては必ずしもこの基準、もしくは同等の基準で下取り査定を行っているとは限りませんので、(良い意味でも悪い意味でも) その辺りは予め十分ご留意のほど願います。(むしろこの基準で査定されているお店は少ない傾向かもしれません)

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